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令和囲碁美人ファイルナンバー7

”ママ振り”チャレンジ
 今回登場のAさんは、キャリアウーマンで二児のママさんです。今年1月、3歳の男の子の誕生日に「よんろのご」という小児向けの囲碁入門ゲームをプレゼントしました。この時点では、囲碁の知識や経験は全く無く、これをきっかけに囲碁のルールくらいは覚えようかということから囲碁を始めることになりました。普段はフルタイムの仕事があり、家に帰れば手のかかる子どもの世話に追われる毎日で、じっくり囲碁を勉強できる時間をほとんど取ることができず、なかなか思うようには進みません。そのAさんがこの10月に、「初段」を認定されたと聞いて信じる人はいないでしょうね。しかし、本当に「初段」を認定されたのですから、快挙です!免状を申請中ですので、免状が届いたらまたご報告いたします。
ママ振り 
 Aさんは二十歳の成人式でも振袖は着ましたが、当時は着物に対する自分の意見など持っておらず、周囲が勧めるままに何となく成人式が過ぎてしまいました。振袖を着ることができる機会は、永い人生でも何度もある訳ではないので、きちっとした記念になる振袖姿を写真に収めておこうと、今回の”ママ振り”撮影となりました。経済的な余裕ができた方が、改めてグレードの高い振袖姿の記録を残す方が少しづつ増えています!仕事と子育てに追われる日々ですが、囲碁を通して束の間の安らぎを得ることで、また次の仕事に打ち込めるようです。”ママ振り”の予定を立てたのが5月でしたが、10月に入り実際に振袖を着る直前に「初段取得」の知らせが届き、”ママ振り”に花を添えてくれたことは本当に嬉しい事件でした。全面に刺繍が施された大正時代の振袖が何ともお似合いですが、外面の美しさだけでなく、内面の豊かさもよく現れていますね!